真空開閉器(読み)しんくうかいへいき(その他表記)vacuum switch

日本大百科全書(ニッポニカ) 「真空開閉器」の意味・わかりやすい解説

真空開閉器
しんくうかいへいき
vacuum switch

真空容器中に封入された接触部で開閉を行わせる開閉器スイッチ)。水銀柱100万分の1(10-6)ミリメートル以上の真空中では絶縁耐力が非常に高いので、その中でアークが発生してもただちに消弧(しょうこ)する。このため電流さい(裁)断現象を生じ、過大電圧発生の原因となった。しかし、接点材料により電流の遮断現象が異なることがわかり、適切な接点材料の採用により解決された。短絡電流を遮断できるものもあり、これは真空遮断器とよばれる。

[岡村正巳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む