開閉(読み)カイヘイ

デジタル大辞泉 「開閉」の意味・読み・例文・類語

かい‐へい【開閉】

[名](スル)あいたり、しまったりすること。また、あけたり、しめたりすること。あけたて。「扉を開閉する」
[類語]開け閉め開けたて

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精選版 日本国語大辞典 「開閉」の意味・読み・例文・類語

かい‐へい【開閉】

  1. 〘 名詞 〙 開いたり閉じたりすること。あけたてすること。
    1. [初出の実例]「当堂開閉文書殊可丁寧之沙汰」(出典東寺百合文書‐を・貞治五年(1366)四月二八日・宗心御影堂聖人職請文)
    2. 「高さ五尺許りの処に硝子窓を設け、麻索を以て之を開閉し」(出典:雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上)
    3. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕

あけ‐たて【開閉】

  1. 〘 名詞 〙 戸、障子などをあけたりしめたりすること。また、開閉できることや開閉の具合もいう。かいへい
    1. [初出の実例]「膠つけのやうに、あけたてをもせぬぞ」(出典:史記抄(1477)一二)

あけ‐しめ【開閉】

  1. 〘 名詞 〙 あけたり、しめたりすること。あけることと、しめること。
    1. [初出の実例]「箪笥の重みのある引き出しをあけしめしてゐる」(出典:蔵の中(1918‐19)〈宇野浩二〉)

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普及版 字通 「開閉」の読み・字形・画数・意味

【開閉】かいへい

あけしめ。一張一弛。〔淮南子、精神訓〕開閉張歙(ちやうきふ)(開き、収める)、各經紀り。

字通「開」の項目を見る

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