石丸新村(読み)いしまるしんむら

日本歴史地名大系 「石丸新村」の解説

石丸新村
いしまるしんむら

[現在地名]砺波市東石丸ひがしいしまる

石丸又新いしまるまたしん村の東、千保せんぼ川跡右岸にある。寛永九年(一六三二)の古高新開指上高物成帳(川合家文書)に石丸新村とみえ、古高七六石余。また現柳瀬万遊やなぜまんゆう寺蔵の同二一年の吉利支丹御吟味帳にも「円満寺村組石丸新村」とみえる。円満寺えんまんじは現在も当所の小地名として残る。しかし正式には三箇国高物成帳に記される石丸村の寛文八年(一六六八)の一四石余が当村領にあたり、以後貞享四年(一六八七)の新開高一〇一石余、元禄一二年(一六九九)の新開高九石余やその他の年の手上高などを加え、享保一三年(一七二八)には三〇四石となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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