石炭化作用(読み)せきたんかさよう(その他表記)coalification

翻訳|coalification

最新 地学事典 「石炭化作用」の解説

せきたんかさよう
石炭化作用

coalification

植物遺体が泥炭として堆積物中に固定・埋没後,褐炭・亜瀝青炭・瀝青炭を経て,最終的に無煙炭からグラファイトへと変化する作用。物理的影響力としては熱・圧力・反応時間などがある。現象としては成分中のCの増加で示される。熱は,埋没した深さによって変化する(100mごとに3~5℃上昇)が,一般には古生代石炭でも200℃以下。火成岩の迸入による高温は例外である。圧力は,埋没後その炭層に加えられた続成作用と地殻運動の影響による。深さによる温度と静水圧の増加は成分中の水分と揮発性成分を減少させる。地域的には石炭化の促進が強い地殻変動によると解釈している場合もある。バクテリアによる生化学的反応が石炭化の程度に大きな影響を与えるという見解もある。

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関連語 石炭化度

岩石学辞典 「石炭化作用」の解説

石炭化作用

植物性物質から石炭が形成される主導的な過程[Stevenson : 1911].ビチュメニゼーション(bitumenization), カーボニフィケーション(carbonification)[Standard : 1883, CNRS : 1963],インカーボニゼーション(incarbonization)[Seyler : 1931],インコーレーション(incoalation)[Güembel : 1883, Tomkeieff : 1954]などと同義

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改訂新版 世界大百科事典 「石炭化作用」の意味・わかりやすい解説

石炭化作用 (せきたんかさよう)

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世界大百科事典(旧版)内の石炭化作用の言及

【石炭】より

…地層の堆積がさらに進むと,この植物遺体は地中深く埋没され,地圧や地熱の影響を受け,炭素分が増し,固くなっていく。この過程が石炭化であり,その間に働く〈石炭化作用(変成作用)〉は,高圧のもとでひじょうにゆっくり進む一種の熱分解(深い地中で酸素の供給がない状態であるから,乾留ともいえる)である。 石炭化は時間とともに進み,一般に生成年代が古いほど〈石炭化度〉が高くなる。…

※「石炭化作用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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