祭壇画(読み)サイダンガ

世界大百科事典(旧版)内の祭壇画の言及

【ゴシック美術】より

…マルティーニが晩年アビニョンの教皇庁に招かれたことは,この南北様式の融合を促進し,14世紀後半から15世紀初めにかけて全ヨーロッパ的流行を見せる国際ゴシック様式の誕生となった。 ここで14世紀祭壇画が重要な部門として現れ,ステンド・グラスやミニアチュールに代わるべき主導的地位を得ていくのであるが,その板絵のテンペラ技法は時代の繊細優美な趣向にも応じ,また写実的な視覚をも育成させる。イギリス王リチャード2世の小祭壇画や,フランス王ジャン(善良公)の肖像画が,当時の宮廷画家の画風をよく伝えている。…

【祭壇】より

…複数のパネルがちょうつがいで自由に開閉できる扉式レタブルムはおもに北方で発展した。2枚のパネルからなる二連式,中央パネルの左右に翼部をもつ三連式,多数のパネルからなる多翼式(代表的作例にはファン・アイクの〈ヘントの祭壇画〉,グリューネワルトの〈イーゼンハイムの祭壇画〉など)がある。扉式レタブルムは祝祭など特別の日にだけ,翼部を開いて内面が展示された。…

※「祭壇画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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