穂田(読み)ホダ

デジタル大辞泉 「穂田」の意味・読み・例文・類語

ほ‐だ【穂田】

秋になり、稲の穂が出そろった田。
「秋の田の―をかりがね暗けくに夜のほどろにも鳴き渡るかも」〈・一五三九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「穂田」の意味・読み・例文・類語

ほ‐だ【穂田】

  1. 〘 名詞 〙 秋になって、稲の穂の出そろった田。穂が実り、刈りごろになった田。
    1. [初出の実例]「秋の田の穂田(ほだ)の刈ばかか寄り合はばそこもか人の吾を言なさむ」(出典万葉集(8C後)四・五一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android