空中信楽(読み)くうちゅうしがらき

精選版 日本国語大辞典 「空中信楽」の意味・読み・例文・類語

くうちゅう‐しがらき【空中信楽】

〘名〙 江戸時代の陶芸家本阿彌光甫(ほんなみこうほ)(号は空中斎)が、近江国甲賀郡信楽の土で焼いた陶器。〔瓢翁夜話‐一(古事類苑・産業一三)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の空中信楽の言及

【本阿弥光甫】より

…家業の刀剣鑑定に長じ,光悦の影響を強く受けて茶,香をたしなみ,絵画,彫刻もよくしたが,ことに作陶に優れた。鷹ヶ峰にも住して技巧に優れた作品を残したが,楽3代道入に学び,また後世〈空中信楽(しがらき)〉と呼ばれる独特の信楽風の茶陶を多く作っている。代表作は楽茶碗では〈寒月〉,信楽には水指,茶碗,香合などがある。…

※「空中信楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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