…日本では,土地と建物をそれぞれ独立の不動産としているので,建物の抵当権の効力はその敷地に及ばず,反対に,敷地の効力は建物に及ばない。そこで,土地とその地上の建物との両方を所有する者が,いずれか一方(例えば,建物)だけを抵当に入れた場合に,抵当不動産につき競売がなされて競落人(けいらくにん)が生ずると,土地と建物とが所有者を異にするに至る。この場合,建物所有者(競落人)には当然には敷地を利用する権利がないため,土地所有者から建物収去土地明渡しを請求されるおそれがある。…
※「競落人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...