笹分(読み)ささわけ

精選版 日本国語大辞典 「笹分」の意味・読み・例文・類語

ささ‐わけ【笹分】

〘名〙 笹を分けること。笹原を分けて行くこと。
※昌泰元年亭子院女郎花合(898)「秋の野をみなへしるともささわけに濡れにし袖や花と見ゆらむ」

ささ‐わ・く【笹分】

〘自カ下二〙 笹の生えている所を押し分けて行く。
伊勢物語(10C前)二五「秋の野にささわけし朝の袖よりもあはでぬる夜ぞひぢまさりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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