篦深(読み)ノブカ

デジタル大辞泉 「篦深」の意味・読み・例文・類語

の‐ぶか【×篦深】

[形動ナリ]矢が深く突き刺さるさま。
「引き合はせを―に射られて」〈保元・中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「篦深」の意味・読み・例文・類語

の‐ぶか・し【篦深】

〘形ク〙 矢が深く突きささった状態である。
読本椿説弓張月(1807‐11)前「よっ引(ひゃう)と発つ矢、玉名太郎が内兜に篦深(ノブカ)くぐさと立しかば」

の‐ぶか【篦深】

〘形動〙 矢が深く入り込むさま。矢の根深く突き立つさま。
※金刀比羅本保元(1220頃か)中「引合を篦(ノ)ぶかに射られて落にけり」

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