最新 地学事典 「粗度」の解説
そど
粗度
roughness
流れに対する底面の粗さ。底面粗度,粒子粗度とも。流れの底面の粒子の径と層流底層の厚さとの比によって決まる。底面の粒子の径が層流底層の厚さに比べて小さく,粒子が層流底層内に収まっているとき,底面は滑らかである(滑面)という。このとき,粒子背面に流れの乱れは生じない。粒子の径が層流底層の厚さに対してある程度以上に大きく,粒子が層流底層から乱流層へ突き出るようになると,層流底層は存在し得なくなり,底面は粗い状態(粗面)となる。両者の漸移域では,粒子自体は層流底層内にあるものの,粒子背後に流れの乱れが生じる。
執筆者:前島 渉
参照項目:層流底層
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

