糸球体ろ過(読み)しきゅうたいろか

栄養・生化学辞典 「糸球体ろ過」の解説

糸球体ろ過

 腎臓糸球体で行われる血漿成分の限外ろ過

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の糸球体ろ過の言及

【再吸収】より

…血液あるいは間質液に含まれている物質が,いちど特殊な空間に出されたのち,再び血液あるいは間質液に吸収されることをいう。典型的な例は,腎臓の糸球体で血漿がろ(濾)過されてできた液(糸球体濾液という)が,尿細管の内腔を流れる間に,生体にとって必要な物質および水の大部分が吸収されて,間質液,次いで血液に戻される尿細管再吸収tubular reabsorptionである。このほか各種の分泌腺では,腺胞で血漿成分が分泌され,それが腺の導管を通る間に電解質の再吸収がみられる。…

【尿】より

…前述の乏尿の境界値はこの値と等しく,正常人でも水制限をしたときにはこの程度の尿量となる。一方,異常な乏尿や無尿は,病的な原因で糸球体ろ(濾)過量が減少することによって起こる。また尿路の通過障害や膀胱の機能障害によって排尿できない場合または尿量が少なくなっている状態は尿閉と呼ばれる。…

※「糸球体ろ過」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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