純友の乱(読み)すみとものらん

改訂新版 世界大百科事典 「純友の乱」の意味・わかりやすい解説

純友の乱 (すみとものらん)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の純友の乱の言及

【藤原純友の乱】より

…10世紀に西海を中心に起こった反乱事件。山陽・九州・四国と京を結ぶ物資輸送の大動脈である瀬戸内海には,9世紀中葉以降海賊が出没した。一時その活動は鎮まるが,承平年間(931‐938)になると急に活動が活発化し,賊船1000余艘が海上に浮かんで官物奪取・殺害を続けたため,海上交通も途絶状態となった。朝廷はその対策として936年紀淑人を伊予守兼追捕南海道使に任じ,藤原純友らに海賊制圧のことを行わせた。淑人の柔軟で寛仁な海賊対策は効を奏し,1000人を超える海賊が帰順,その動きはいったん収まった。…

※「純友の乱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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