細胞性粘菌(読み)サイボウセイネンキン

デジタル大辞泉 「細胞性粘菌」の意味・読み・例文・類語

さいぼうせい‐ねんきん〔サイバウセイ‐〕【細胞性粘菌】

アメーバ運動する動物的な相と胞子を形成する子実体を、その生活環にもつ菌類。タマホコリカビ類とアクラシア類が知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の細胞性粘菌の言及

【変形体】より

…また,不適当な環境下では硬直して休眠状態となるが,環境がよくなればふたたび粘質の変形体にもどる。一般に細胞性粘菌と呼ばれる一群の変形菌類では,多数のアメーバ状の細胞が集合して全体があたかも一つの有機体のように統制のとれた行動を示すが,細胞間の融合は起こらない。この多数の細胞の集合体を偽変形体pseudoplasmodiumという。…

※「細胞性粘菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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