…さらに合金の凝固においては,固液界面から液体側に向けて温度が高いような状態でも凝固に伴って溶質元素の再分布が起こり,それに起因した過冷却が生じることがある。これを組成的過冷却と呼んでおり,この過冷却の程度に応じて,凝固組織の微視的形態(ミクロ組織)は大きく変化する。すなわち,組成的過冷却が0から大きくなるにつれて,平滑,セル状組織,樹枝状組織へと変化する(図)。…
※「組成的過冷却」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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