経緯絣(読み)たてよこがすり

大辞林 第三版の解説

たてよこがすり【経緯絣】

たて糸・緯よこ糸ともにくくり糸を用いた絣。高度の技術を要する。十字絣・井げた絣など。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の経緯絣の言及

【イカット】より

…その絣糸を作る最も素朴な技法がいわゆる〈括り絣〉,つまりイカットの技法である。絣糸の用い方によって,(1)経絣(たてがすり)warp ikat,(2)緯絣(よこがすり)weft ikat,(3)経および緯絣warp and weft ikat(経と緯の絣糸が別個の文様を構成するもの),(4)経緯絣(たてよこがすり)double ikat(経と緯の絣糸の重なりによって一つの模様が構成されるもの)に分けられ,さらに未開人の腰蓑などに見られるような,絣糸をそのまま垂らした状態のものを,(5)プロト(原)・イカットproto‐ikatと称する。文様織としては絣糸を平織にするだけのきわめて単純なものであるから,エジプト,インド,ペルシア,トルキスタン地方をはじめ,東南アジア,中国,日本,さらに中南米など世界的に広く分布している。…

【絣】より

…織る前にあらかじめ文様にしたがって染め分けた糸(絣糸)を用いて織り上げた模様織物。製織の技術そのものは単純な平織であっても,経糸(たていと)に絣糸を用いた〈経絣〉,あるいは緯糸(よこいと)に絣糸を用いた〈緯絣〉,また経・緯両方に絣糸を用いた〈経緯絣〉によって多様な文様を織り出すことができる。このため古くから世界の各地で行われた。…

※「経緯絣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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