結樽(読み)ゆいだる

精選版 日本国語大辞典 「結樽」の意味・読み・例文・類語

ゆい‐だるゆひ‥【結樽】

  1. 〘 名詞 〙 たがをはめて作った円筒形の樽。今日ではこれが普通だが、古くは角形のさし樽もあり、これは堅固で上等なものとされた。〔俚言集覧(1917頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の結樽の言及

【樽】より

…この形の樽は《春日権現験記》などにも描かれている。鎌倉時代の末から室町時代にかけて結樽(ゆいだる)が出てくる。結桶に鏡蓋を取り付けたもので,多く杉で作られている。…

※「結樽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android