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俚言集覧 りげんしゅうらん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

俚言集覧
りげんしゅうらん

国語辞書。福山藩の漢学者太田全斎が,自著の『諺苑 (げんえん) 』を改編増補したものとみられ,19世紀前期の成立。 26巻。石川雅望の『雅言集覧』に対して,口語,方言を主として扱い,諺もあげてある。配列は五十音の横段 (ア~ワ,イ~ヰのように) に従う。 1899~1900年に井上頼圀近藤瓶城が普通の五十音順に改め,増補刊行した『増補俚言集覧』3冊が一般に利用される。江戸時代の口語資料として重要。

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デジタル大辞泉の解説

りげんしゅうらん〔リゲンシフラン〕【俚言集覧】

江戸時代の国語辞書。26巻。太田全斎著。成立年未詳。主として俗語・俗諺などを集め、五十音の横の段の順序に配列して語釈を加えたもので、明治33年(1900)に、井上頼圀(いのうえよりくに)・近藤瓶城(こんどうみかき)が現行の五十音順に改編、増補して「増補俚言集覧」3冊として刊行。

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百科事典マイペディアの解説

俚言集覧【りげんしゅうらん】

江戸時代の国語辞書。26巻。成立年不詳。福山藩の漢学者太田全斎〔1759-1829〕編。全斎は音韻の研究でも知られる。《雅言集覧》に対して,俗語,俗諺(ぞくげん)を,五十音図の横段の順にア〜ワ,イ〜ヰのように並べたもの。
→関連項目国語辞典(日本)

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世界大百科事典 第2版の解説

りげんしゅうらん【俚言集覧】

太田全斎編の国語辞書。26巻。全斎(1759‐1829)は備後福山藩士で漢学者。音韻の研究でも知られる。本書の成立は不明だが,1797年(寛政9)から1829年(文政12)までの間と考えられる。《雅言集覧》《和訓栞(わくんのしおり)》とともに,近世の三大国語辞書と目される。村田了阿編と誤り伝えられたが,俗諺を集めた《諺苑(げんえん)》が発見され,全斎の手になることが明らかになった。《諺苑》に,俗語,漢語,仏語,方言などの類を増補し,改編したのが本書である。

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大辞林 第三版の解説

りげんしゅうらん【俚言集覧】

国語辞書。二六巻。太田全斎著。1797年(寛政9)以後1829年(文政12)以前の成立。俗語・俗諺を集めて五十音の横段の順に配列、語釈を施す。1900年(明治33)、井上頼圀よりくに・近藤瓶城みかきが増補、五十音順に改編した「(増補)俚言集覧」三冊が刊行され流布した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

俚言集覧
りげんしゅうらん

国語辞書。26巻。太田全斎(おおたぜんさい)(1759―1829)の著『諺苑(げんえん)』をもとに増補改編されたもの。『雅言集覧(がげんしゅうらん)』に対して名づけられたもので、俗諺(ぞくげん)、俗語のほか漢語、仏教語、固有名詞などを豊富に収録しており、江戸時代の口語語彙(ごい)集として注目される。五十音図の横段の順序(アカサ…イキシ…)に第二音節まで従って語を配列し、語釈を加え、出典を示す。写本で伝わってきたが、井上頼圀(よりくに)・近藤瓶城(みかき)が現行の五十音順に改編、さらに増補して『増補俚言集覧』三冊(1899~1900)として刊行された。[沖森卓也]

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