絵書き歌(読み)エカキウタ

デジタル大辞泉 「絵書き歌」の意味・読み・例文・類語

えかき‐うた〔ヱかき‐〕【絵書き歌】

歌詞に合わせて線を引くうちに絵ができ上がる、子供の遊びの中で歌われる歌。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の絵書き歌の言及

【文字絵】より

…〈へのへのもへじ〉は主として東日本で,〈へのへのもへの〉は主として西日本で行われているが,中部地方にはそれらの変形として〈へのへのもへと〉の例も報告されており,また筆順が〈へへののもへじ〉の唱え言葉による例も関東・中部地方にある。なお,文字絵に似ている遊びに絵書き歌があるが,これは唱え言葉が長く,かならずしも文字の形にならない。たとえば〈ミミズが3匹はってきて,だんごが三つころがって(朝飯昼飯晩の飯),雨がざあざあ降ってきて,霰(あられ)がぽつぽつ降ってきて,笠をかぶって(あっというまに),タコ入道〉というような唱え言葉を歌うように唱えながらタコ入道の絵を書く。…

【わらべうた】より

…子どもたちの遊びの中で,子どもによって選択され,作り変えられ伝えられる歌。わらべ歌(唄),童唄とも表記される。おとなが子どもの頃に歌った歌が伝えられることもあるが,おとなが子どものために創作した歌である童謡は,遊びで使う場合を除き,一般にここには含まれない。遊びの中ではなく年中行事の中で,子どもが参加し受け持つ歌,例えば正月の左義長(どんど焼き),夏の虫送り,秋の亥子(いのこ)などの歌もわらべうたとされる。…

※「絵書き歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android