うち

精選版 日本国語大辞典 「うち」の意味・読み・例文・類語

うち

  1. 〘 名詞 〙 鷹の糞(ふん)
    1. [初出の実例]「vchi(ウチ) ヲ ツカント ヲモウ トキ ワ、ス ノ ハタ ニ カタヨリテ」(出典:信心録(ヒイデスの導師)(1592)一)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「うち」の意味・わかりやすい解説

ウチ

日本音楽の用語楽器の奏法名。「うつ」ともいい,「打」の字をあてる。 (1) 三味線では,撥 (ばち) で弾かずに,左手の指で弦の指定された勘所を打つ奏法。また,休止にあたるところで,左手の指をそろえて棹を軽くたたいて間 (ま) をとるときにもいう。 (2) 箏曲では,打爪ともいい,爪で弾かず,中指爪皮の腹で弦を軽く打続ける奏法をいい,アッチェレランドする (次第に速める) ことが多い。ただし,筑紫箏では,普通の箏曲のツキイロにあたるような奏法をいい,『糸竹初心集』では,カキテにあたる奏法をいった。また『箏曲大意抄』では,拍にあたるところで,爪で弦を弾くことがない場合の記譜として「打」の字が用いられている。

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世界大百科事典(旧版)内のうちの言及

【同族】より

…本家とその親族分家や奉公人分家,また直接分家だけでなく間接分家(分家の分家,すなわち孫分家とか又分家と呼ばれた家)をも含む組織集団。農山漁村社会でマキ,マケ,マツイ,カブウチ,イッケ,クルワなどとも呼ばれ,商人社会ではノーレンウチなどとも呼ばれた。社会学,民族学,民俗学,社会人類学によっては同族団(同族集団,同族団体,同族組織)と呼ばれ,国際学界でもdozokuの名でとおり,クランclanやシブsibとは区別されている。…

※「うち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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