総資産回転率(読み)そうしさんかいてんりつ

ASCII.jpデジタル用語辞典 「総資産回転率」の解説

総資産回転率

「総資産回転率」とは、事業年度において会社の資産をどの程度生かせているかを表す財務諸表上の指標のことである。回転率は、財務諸表上の売上高を総資産で割ることで求められ、事業年度内に総資産が何度にわたり、全て使われ売上をもたらしたかを示す。総資産回転率が高いほど会社の資産が効率的に活用されていると判断される。さらに、総資産は「卸だな資産」「固定資産」など、さまざまな資産に細分化されるが、それぞれの資産から出た売上をもと個別の資産回転率を求め、比較することによって、経営効率をさらに向上するにはどうすればいいか判断することが可能となる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の総資産回転率の言及

【財務分析】より

…こうした過程において,事業そのものと財務が表裏一体の関係となり,その法則性を知ることこそが財務分析の本質なのである。
[主要財務比率]
 (1)売上総資産回転率 売上げと総資産との関係を示す指標。略して総資産回転率ともいう。…

※「総資産回転率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android