群肝の(読み)ムラギモノ

デジタル大辞泉 「群肝の」の意味・読み・例文・類語

むらぎも‐の【群肝の】

[枕]心の働きは内臓の働きによると考えられたところから、「心」にかかる。
「―心を痛み」〈・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「群肝の」の意味・読み・例文・類語

むらぎも‐の【群肝の】

  1. ( 古くは「むらきもの」 ) 心は内臓の働きと考えていたところから「心」にかかる。
    1. [初出の実例]「村肝之(むらきもの)心くだけてかくばかり吾が恋ふらくを知らずかあるらむ」(出典万葉集(8C後)四・七二〇)

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