羽織落し(読み)ハオリオトシ

デジタル大辞泉 「羽織落し」の意味・読み・例文・類語

はおり‐おとし【羽織落(と)し】

歌舞伎で、色男役がぼうっと魂が抜けたようになり、着ている羽織がいつのまにか脱げ落ちてしまう所作

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「羽織落し」の解説

羽織落し
はおりおとし

歌舞伎・浄瑠璃外題
初演
明治15.9(広島・尾の道芝居)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の羽織落しの言及

【心中重井筒】より

…その後の歌舞伎や人形浄瑠璃に多くの書替え作を生んだ。上巻最後で徳兵衛がお房のもとへ走る場面は,歌舞伎では恋に魂を奪われているさまを示す〈羽織落し〉の型が伝わっている。【諏訪 春雄】。…

※「羽織落し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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