羽織落し(読み)ハオリオトシ

デジタル大辞泉 「羽織落し」の意味・読み・例文・類語

はおり‐おとし【羽織落(と)し】

歌舞伎で、色男役がぼうっと魂が抜けたようになり、着ている羽織がいつのまにか脱げ落ちてしまう所作

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「羽織落し」の解説

羽織落し
はおりおとし

歌舞伎・浄瑠璃外題
初演
明治15.9(広島・尾の道芝居)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の羽織落しの言及

【心中重井筒】より

…その後の歌舞伎や人形浄瑠璃に多くの書替え作を生んだ。上巻最後で徳兵衛がお房のもとへ走る場面は,歌舞伎では恋に魂を奪われているさまを示す〈羽織落し〉の型が伝わっている。【諏訪 春雄】。…

※「羽織落し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android