聞放(読み)ききはなつ

精選版 日本国語大辞典 「聞放」の意味・読み・例文・類語

きき‐はな・つ【聞放】

〘他タ四〙 聞いても、特に心にとめないで、そのままにしておく。聞きずてにする。聞きながす。
源氏(1001‐14頃)若菜上「いづれの御子たちをも、よそにききはなち奉るべきにもあらねど」
大鏡(12C前)三「いかなるをりも必ず見過ぐし、聞きはなたせ給はず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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