自色(読み)ジショク

デジタル大辞泉 「自色」の意味・読み・例文・類語

じ‐しょく【自色】

ある鉱物に固有の色。不純物で着色されていない色。→他色

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精選版 日本国語大辞典 「自色」の意味・読み・例文・類語

じ‐しょく【自色】

  1. 〘 名詞 〙 その鉱物に固有の色。不純物で着色されていない色。⇔他色。〔鉱物字彙(1890)〕

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世界大百科事典(旧版)内の自色の言及

【鉱物】より

…(d)色 鉱物はそれぞれ異なった色彩をもつが,それはそれぞれの鉱物の結晶構造,化学組成などの相違により現れるものである。その鉱物が本来もつ色を自色と呼び,これに対し,化学組成は同じでも,微量成分の存在などのため示す他の色を他色と呼ぶ場合もある。例えば方解石は無色透明または白色の結晶として産出するが,その成因の特殊性によって,カルシウムの一部をマンガンにより置換することにより桃色,紅色を呈する場合がある。…

※「自色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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