普及版 字通 「臻」の読み・字形・画数・意味
臻
16画
[字訓] いたる・およぶ・しきりに
[説文解字]

[字形] 形声
声符は秦(しん)。〔説文〕十二上に「至るなり」とあり、至り集まる意。〔易、坎、象伝〕「水、
(しき)りに至る」の〔京房本〕に「水、臻りに至る」に作り、衆多・急速の意がある。
・
の意にも用いる。[訓義]
1. いたる、およぶ。
2. あつまる、おおい。
3.
・薦と通じ、しきりに。[古辞書の訓]
〔名義抄〕臻 イタル・スナハチ 〔字鏡集〕臻 モロモロ・イタル・スナハチ・オヨブ・カタル・アツマル
[語系]
臻tzhen、
・
tzhienは声義が近い。
・
に衆多なるもの、急速なるもの、至るものの意がある。また
・
tzian、
(薦)tzianは声が近く、みな「しきり」「しきりに」の訓がある。至tjiet、
tjiei、抵tyei、致tietも一系の音をなすもので、「いたる」とよむ字である。[熟語]
臻極▶・臻至▶・臻湊▶・臻
▶・臻到▶・臻備▶・臻赴▶[下接語]
雲臻・
臻・薦臻・日臻・来臻出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

