普及版 字通 「臻」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音] シン
[字訓] いたる・およぶ・しきりに

[説文解字]

[字形] 形声
声符は秦(しん)。〔説文〕十二上に「至るなり」とあり、至り集まる意。〔易、坎、象伝〕「水、(しき)りに至る」の〔京房本〕に「水、臻りに至る」に作り、衆多・急速の意がある。の意にも用いる。

[訓義]
1. いたる、およぶ。
2. あつまる、おおい。
3. ・薦と通じ、しきりに。

[古辞書の訓]
名義抄〕臻 イタル・スナハチ 〔字鏡集〕臻 モロモロ・イタル・スナハチ・オヨブ・カタル・アツマル

[語系]
臻tzhen、tzhienは声義が近い。に衆多なるもの、急速なるもの、至るものの意がある。またtzian、(薦)tzianは声が近く、みな「しきり」「しきりに」の訓がある。至tjiet、tjiei、抵tyei、致tietも一系の音をなすもので、「いたる」とよむ字である。

[熟語]
臻極臻至臻湊・臻臻到臻備臻赴
[下接語]
雲臻・臻・薦臻・日臻・来臻

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む