莫大・莫太(読み)ばくだい

精選版 日本国語大辞典 「莫大・莫太」の意味・読み・例文・類語

ばく‐だい【莫大・莫太】

(古くは「ばくたい」。「これより大なるは莫(な)し」の意)
[1] 〘形動〙 程度・量がひじょうに大きいさま。この上ないさま。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※高野本平家(13C前)二「今これらの莫太(バクタイ)御恩を忘て」 〔漢書‐賈誼伝〕
[2] 〘副〙 程度・量がはなはだしいさまを表わす。ひじょうに。たくさん。
満済准后日記‐永享六年(1434)九月一九日「広縁若被略者、懸造石蔵等今一重は可略之間、莫太可為御公平由申入間」

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