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院政期成立の国語辞書。編者は橘忠兼(たちばなのただかね)。2巻、3巻、10巻(通例『伊呂波字類抄』と表記)の諸本がある。平安末期の日常実用の語を主に、漢文訓読語をもあわせて、広く和語・漢語を採録。語の頭音によって全体を伊呂波47篇(へん)に分け、さらにその各篇について、意義分類に従って天象・地儀など21部をたてて収録語を類聚(るいじゅう)。当時普通に使用された漢文体の文章(漢詩文、記録、文書など)を作成するうえで心得るべき語、漢字表記を中心に、とくに漢語が豊富に集録されている点に特色がある。当代における国語の漢字表記の規範を知るうえで、また当時の社寺、国郡、姓名など、固有名詞の漢字表記の読み方の手掛りが得られる点で重要な文献である。『世俗字類抄』『節用文字』は本書と祖本を同じくする。
[峰岸 明]
内膳司典膳の橘忠兼が編纂した平安後期の辞書。当初の体裁を伝える天養~長寛年間(1144~65)成立の2巻本,それに補訂を加えた天養~治承年間(1144~81)成立の3巻本,鎌倉初期に大幅に増補した流布本の10巻本「伊呂波字類抄」がある。日常使用された和語・漢語をいろは順に48編に区分し,さらにそれぞれを天象・地儀・植物・動物・人倫・人体・人事・飲食・雑物・光彩・方角・員数・辞字・重点・畳字・諸社・諸寺・国郡・官職・姓氏・名字の21部に序列し,和訓(反切)・用法などを示す。寺社の由来・縁起にも詳しい。当時の漢字表記を知りうる一級史料。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...
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