菜の花漬け(読み)なのはなづけ

日本の郷土料理がわかる辞典 「菜の花漬け」の解説

なのはなづけ【菜の花漬け】


京都名産の漬物で、菜の花のつぼみを摘みとり、塩漬けにしたもの。かつて菜種油をとるために栽培されていた菜の花を利用したのがはじまりとされる。

出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の菜の花漬けの言及

【漬物】より

…品漬は赤カブにキュウリ,ナス,ハツタケその他の野菜やキノコをとり合わせた塩漬で,色の美しい飛驒高山の名物。(5)近畿 京都の漬物は,千枚漬,酸茎(すぐき),しば漬,菜の花漬,壬生菜(みぶな)漬,日野菜漬とまことに多彩である。酸茎は,晩秋に収穫したカブの1種であるスグキナの根株を塩漬にし,独特のおもしをかけて寒気にさらすもので,乳酸発酵に由来する独特の酸味と香味が珍重される。…

※「菜の花漬け」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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