コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

菜種油 なたねあぶらrape (seed) oil; colza oil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

菜種油
なたねあぶら
rape (seed) oil; colza oil

アブラナまたはこれと同属植物の種子からとった油。日本では古くから食用として重用され,現在でも食用油中,大豆油に次ぎ消費量が多い。エルシン酸を多く含む半乾性油 (二重結合をもち融点の低い脂肪酸の含量は中位) 。鹸化価 172~175,ヨウ素価 94~106。これらを精製したものは白絞 (しらしめ) 油といわれる。ほとんどが輸入種子により生産され,食用のほか,潤滑油硬化油焼入油などに用いる。市販品では単に種油 (たねあぶら) ともいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

なたね‐あぶら【菜種油】

アブラナなどの種子から圧搾してとった黄褐色の油。食用油のほか、潤滑油・工業用油などに使用。たねあぶら。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

なたねあぶら【菜種油】

菜種から採取した淡黄色の半乾性油。食用にするほか、灯用・製剤用基剤などとする。精製したものを白絞油しらしめゆという。たねあぶら。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

菜種油
なたねあぶら
rape oil

アブラナ(ナタネナ)の種子から圧搾法により採油する半乾性油。種子の含油量38~45%。ヨウ素価95~105。日本ではもっとも古い油脂原料である。主要成分脂肪酸はエルカ酸(エルシン酸)で含有量は55~65%。炭素数22のモノ不飽和脂肪酸である。よって菜種油は他の油脂に比べけん化価が小さい。ほかにオレイン酸約20%、リノール酸約15%、少量のリノレン酸、飽和脂肪酸を含む。カナダでは低エルカ酸の品種がつくられ、この油が植物油中もっとも多く用いられる。日本における菜種油の生産量は大豆油(ゆ)に次いで多く、食用油として大豆油とともに重要である。硬化油原料にもなる。油かすはおもに肥料用に、また飼料にも使われる。[福住一雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

菜種油の関連キーワードバイオディーゼル燃料セイヨウアブラナ揚げ油・揚油田上菜の花漬キャノーラ油αリノレン酸菜の花漬け掃墨・灰墨のらぼう菜ファクチス灯油・燈油三重なばな焼入れ油パーム油田中久重ナノハナチンク油小布施町鬢付け油菜種油色

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

菜種油の関連情報