葎の宿(読み)ムグラノヤド

デジタル大辞泉 「葎の宿」の意味・読み・例文・類語

むぐら‐の‐やど【×葎の宿】

葎の生い茂るにまかせた家。荒れはてた貧しい家。
「思ひあらば―に寝もしなむ」〈伊勢・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「葎の宿」の意味・読み・例文・類語

むぐら【葎】 の 宿(やど)

  1. むぐらの生い茂った家。荒れはてた貧しい家。
    1. [初出の実例]「思ひあらばむぐらのやどに寝もしなんひじきものには袖をしつつも」(出典:伊勢物語(10C前)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android