蒸し衾(読み)ムシブスマ

デジタル大辞泉 「蒸し衾」の意味・読み・例文・類語

むし‐ぶすま【蒸し×衾】

蒸すように暖かくて柔らかい夜具一説に、「むし」は蚕の意で絹の夜具とも、また、苧麻からむし繊維の布で作った夜具のことともいう。
「―なごやが下に臥せれどもいもとし寝ねば肌し寒しも」〈・五二四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android