(読み)なぐ

精選版 日本国語大辞典 「薙」の意味・読み・例文・類語

な・ぐ【薙】

〘他ガ五(四)〙 横にはらって切る。なぐる。
※東大寺本大般涅槃経平安後期点(1050頃)「刀を持ちてを遶りて遍く研(ナク)
平家(13C前)一一「おや子主従十四五人のりうつり、うち物ぬいて、ともへにさんざんにないでまはる」

なぐ・る【薙】

〘他ラ四〙 =なぐ(薙)
俳諧続猿蓑(1698)春「なぐりても萌たつ世話や春の草〈正秀〉」

なぎ【薙】

〘名〙 (動詞「なぐ(薙)」の連用形名詞化) 山のくずれてなぎおとしたようになった所。〔現代術語辞典(1931)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「薙」の意味・読み・例文・類語

なぎ【×薙】

《動詞「な(薙)ぐ」の連用形から》山の一部が崩れて、横に切りはらったようになっている所。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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