藤蔭流

デジタル大辞泉プラス 「藤蔭流」の解説

藤蔭流

日本舞踊流派ひとつ。2世藤間勘右衞門門下の藤間静枝(本名:内田八重)が1931年、藤蔭静枝を名乗り創流(後に改名して藤蔭静樹となる)。その後2代目と初代家元の不和により、初代派が分派して「宗家藤蔭流藤蔭会」となった。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の藤蔭流の言及

【日本舞踊】より

…また俳優の家から出たものに3世中村歌右衛門を初世とする中村流があり,同じ中村流を名のるものに,初世中村富十郎を祖とするもの,中村弥八(1703‐77)を祖とする虎治派,3世坂東三津五郎より出た坂東流があり,そのほか水木流,岩井流,市川流,尾上流等がある。さらに新舞踊からも新流派はあり,藤蔭流,五条流,林きむ子(1886‐1967)の林流,西崎緑の西崎流がある。上方舞では篠塚文三郎(?‐1845)を祖とする篠塚流,井上八千代の井上流,山村友五郎による山村流,楳茂都(うめもと)扇性の楳茂都流,吉村ふじ(?‐1909)の吉村流等がある。…

【藤蔭静樹】より

…日本舞踊藤蔭流創始者。本名内田八重。…

※「藤蔭流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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