藤部郷(読み)ふじべごう

日本歴史地名大系 「藤部郷」の解説

藤部郷
ふじべごう

和名抄」所載の郷で、同書高山寺本など諸本とも訓を欠く。天平期(七二九―七四九)と推定される頃「周准郡□部郷」から調の黄布が貢納されており、藤部郷と読める。国司とともに専当郡司として大領の「日下部連□呂」(外従八位上)が署名している(「正倉院調庸関係白布銘文」正倉院宝物銘文集成)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android