虚空を掴む(読み)コクウヲツカム

デジタル大辞泉 「虚空を掴む」の意味・読み・例文・類語

虚空こくうつか・む

何かをつかもうとしても何もなく、手を上にあげて指をかたくにぎりしめる。ひどく苦しみもがくようすをいう。「―・んで倒れる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虚空を掴む」の意味・読み・例文・類語

こくう【虚空】 を 掴(つか)

手を上に突き上げて、指をかたく握りしめる。断末魔に苦しみもがくさまをいう。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)五「うんと計に虚空(コクウ)を掴み」

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