…現在でも蚕種の包装紙や蚕種紙に馬の印を用いるのはこの説話に基づく。繭の豊作を祈願する行事として農民の習俗のいちじるしいものに小正月の繭玉,蚕神の祭りである蚕日待などさまざまの習俗があり,屋根裏に蚕室を造るために民家の構造にも変化が現れ,二階造りが多くなった。これらの点でカイコの飼養とその信仰とが農民生活に与えた変動はいちじるしいものがあった。…
※「蚕日待」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...