螭首(読み)ちしゅ

精選版 日本国語大辞典 「螭首」の意味・読み・例文・類語

ち‐しゅ【螭首】

  1. 〘 名詞 〙(みずち)の形を彫りつけた、石碑・柱などの頭部

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内の螭首の言及

【石碑】より

墓誌 魏晋南北朝時代,北方の諸王朝では,漢式の石碑をしだいに独特のものへ変形させた。碑身には穿がなくなり,題額の左右に首と前足を垂下し碑頂で尾をからみあわせる2匹の螭竜(ちりゆう)をあらわす螭首が発達し,碑文が隷書から楷書にかわる。台座石では方趺のほかに,四足をふんばり頭をもたげた亀形の台座つまり亀趺(きふ)が出現する。…

【碑碣】より

…碑は廟門の前に立て犠牲獣をつないだ石,または墓に立て棺を地下に降ろすのに用い石に文章を刻したのが起源だといわれ,断面は長方形である。後漢の中ごろから始まり隋・唐時代に極盛に達し,螭首(ちしゆ)(碑の頭部に向かいあった一対の竜を刻す)亀趺(きふ)(亀の台座)を備えるのが後世の定形となった。【日比野 丈夫】。…

※「螭首」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む