行く船の(読み)ユクフネノ

デジタル大辞泉 「行く船の」の意味・読み・例文・類語

ゆくふね‐の【行く船の】

[枕]船が過ぎて行く意で、「過ぐ」にかかる。
「―過ぎてべしやことも告げなむ」〈・一九九八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 つま 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「行く船の」の意味・読み・例文・類語

ゆくふね‐の【行船の】

  1. 船が過ぎて行く意で「過(す)ぐ」にかかる。
    1. [初出の実例]「吾が恋を夫(つま)は知れるを往船乃(ゆくふねノ)過ぎて来べしや言も告げなむ」(出典万葉集(8C後)一〇・一九九八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む