行水に数書く(読み)ゆくみずにかずかく

精選版 日本国語大辞典 「行水に数書く」の意味・読み・例文・類語

ゆく【行】 水(みず)に数(かず)(か)

  1. ( 「数書く」は、回数などを記すために線を引くこと。流れている水に線を引いても跡が残らないところから ) あとかたもないこと、はかないこと、むだであることのたとえ。水に数書く。
    1. [初出の実例]「行く水にかずかくよりもはかなきはおもはぬ人をおもふなりけり〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋一・五二二)

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