精選版 日本国語大辞典 「行水に数書く」の意味・読み・例文・類語
ゆく【行】 水(みず)に数(かず)書(か)く
- ( 「数書く」は、回数などを記すために線を引くこと。流れている水に線を引いても跡が残らないところから ) あとかたもないこと、はかないこと、むだであることのたとえ。水に数書く。
- [初出の実例]「行く水にかずかくよりもはかなきはおもはぬ人をおもふなりけり〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋一・五二二)
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...