袖の柵(読み)ソデノシガラミ

デジタル大辞泉 「袖の柵」の意味・読み・例文・類語

そで‐の‐しがらみ【袖の柵】

流れる涙を袖でせき止めること。袖を川をせき止めるしがらみに見立てていう語。
「涙とまるまじきを、まして―せきあへぬまであはれに」〈・幻〉

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精選版 日本国語大辞典 「袖の柵」の意味・読み・例文・類語

そで【袖】 の 柵(しがらみ)

  1. 流れる涙をせき止める衣の袖を、川の流れをせき止めるしがらみに見立てていう語。
    1. [初出の実例]「なみだがはいづるみなかみはやければせきぞかねつるそでのしがらみ」(出典:貫之集(945頃)六)

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