読み分ける(読み)よみわける

精選版 日本国語大辞典 「読み分ける」の意味・読み・例文・類語

よみ‐わ・ける【読分】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]よみわ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 読んで意味内容がわかるようにする。読んでときあかす。
    1. [初出の実例]「対策及第は五経の難文をあまた処かきぬいておくをとりあたり次第にとりてよみ分る也」(出典:足利本論語抄(16C)八佾第三)
  3. 区別して読む。別の読み方をする。
    1. [初出の実例]「漢字まじりの文章なら、多少発音に無理があっても〈略〉どうやら読み分けるようにもなった」(出典:後裔の街(1946‐47)〈金達寿〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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