讃岐国高松領小物成(読み)さぬきのくにたかまつりようこものなり

日本歴史地名大系 「讃岐国高松領小物成」の解説

讃岐国高松領小物成(高松領小物成帳)
さぬきのくにたかまつりようこものなり

成立 寛永一九年

写本 松平公益会

解説 「松枝舎史」附録第一に収められている写である。寛永一七年に讃岐一七万一千八〇〇石を支配していた生駒家は生駒騒動により改易され、同一九年に東讃松平頼重が入部し一二万石を領した。前年西讃に入った山崎家治に与えた「讃岐国五万石領之小物成」と同様に、松平頼重にも生駒時代末の小物成帳が与えられたと思われる。小物成の総計は真綿五二貫三〇三匁余・炭一千五二五石余・枌二千八〇二荷三六〇枚・塩五千八一九俵余・煎海鼠一千桁・海鼠腸六斗・銀八七六匁余・米三五石余である。

活字本香川県史」近世史料I

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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