走り掛かる(読み)ハシリカカル

デジタル大辞泉 「走り掛かる」の意味・読み・例文・類語

はしり‐かか・る【走り掛かる】

[動ラ四]
勢いよく走りよってかかる。飛びかかる。
「しれ者は―・りたれば」〈・九〉
勢いよく流れてかかる。
「その石の上に―・る水は」〈伊勢・八七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「走り掛かる」の意味・読み・例文・類語

はしり‐かか・る【走掛】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 走って勢いよくかかる。飛びかかる。
    1. [初出の実例]「しれものははしりかかりたれば」(出典:枕草子(10C終)九)
  3. 水などがはねてかかる。はねかかる。
    1. [初出の実例]「その石のうへにはしりかかる水は」(出典:伊勢物語(10C前)八七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android