跡白波(読み)あとしらなみ

精選版 日本国語大辞典 「跡白波」の意味・読み・例文・類語

あと【跡】 白波(しらなみ)

  1. 船の通ったあとに立つ波。
  2. ( 「しらなみ」を「知らない」にかけて ) 去ってしまって、行方が知れなくなること、また、見えなくなることにいう。
    1. [初出の実例]「なほ怨霊は慕ひ来るを、追っ払ひ祈り退け、〈略〉また引く潮に揺られ流れて、跡白波とぞなりにける」(出典:謡曲・舟弁慶(1516頃))

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