輸送体(読み)ユソウタイ

化学辞典 第2版 「輸送体」の解説

輸送体
ユソウタイ
transporter

細胞膜に存在し,細胞内外の物質輸送に関与する膜タンパク質.アミノ酸や糖などの栄養物を細胞内外の Na濃度勾配を利用して取り込むアミノ酸輸送体やグルコース輸送体(glucose transporter)は,目的物質とともに Na も取り込むので,共輸送体(cotransporter)に分類される.Na と H を逆向きに輸送する Na/H 交換体は交換輸送体といわれる.[別用語参照]生体膜

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む