コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

生体膜 せいたいまく biomembrane

5件 の用語解説(生体膜の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生体膜
せいたいまく
biomembrane

細胞構造を構成する各種の膜構造の総称。生物膜ともいう。細胞そのものを囲む細胞膜原形質膜,形質膜)のほか,ミトコンドリア膜,小胞体膜,ゴルジ装置ゴルジ体),リソソーム,植物では葉緑体など,細胞には多数の膜からなる構造がある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

せいたい‐まく【生体膜】

原形質を包んでいる膜構造の総称。細胞膜核膜ミトコンドリア膜・小胞体膜・液胞膜など。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

せいたいまく【生体膜 biomembrane】

生体膜とは細胞を構成している膜構造のことであり,したがって目の角膜とか腹膜など多数の細胞の集まりからなる膜構造は生体膜とはいわない。細胞がある種の隔壁によって外界から仕切られ,さらに細胞内部に核やミトコンドリアなどの区画が存在することは,細胞の浸透圧的なふるまいなどから古くから知られていたが,この実体が明らかになったのは1940年以後のことである。生体膜の概念の真の確立は,電子顕微鏡の進歩によるところが大きい。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

せいたいまく【生体膜】

細胞と外界との境界を形づくる細胞膜をはじめ、細胞内の、核を包む核膜、小胞体・ミトコンドリア・葉緑体・ゴルジ体などを構成する膜の総称。厚さ7~10ナノメートルで、リン脂質分子の二重層の中にタンパク質分子がはめ込まれた構造を示す。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生体膜
せいたいまく

細胞膜や、細胞内のミトコンドリア、小胞体、ゴルジ装置、核、リソゾームなどの膜をさす。これらの膜はそれぞれ外部と内部との境をなしており、ある物質を透過させる一方、別の物質を透過させにくい性質を有している。生体膜の組成は主としてタンパク質と脂質とからなる。細胞膜や核膜の脂質にはリン脂質のほかにコレステロールがかなり含まれるが、他の生体膜の脂質はほとんどリン脂質である。ヒトとハツカネズミの細胞のそれぞれのタンパク質を違った色素で標識して、ウイルスを使って両細胞を融合させると、やがて色素は混ざり合ってしまう。このことから、細胞膜のタンパク質は静止しているのでなく、動的であることが推測された。また、リン脂質のほうもかなり活発に運動していることが示されるに至り、1972年にシンガーS. J. SingerとニコルソンG. L. Nicolsonは、生体膜の流動モザイクモデルを提唱した。それによると、リン脂質は二重膜をつくり、タンパク質はその外側や内側、二重膜の内部あるいは内・外を貫いて存在しており、脂質も分子運動をしていて、タンパク質分子は脂質層を流動しているという。この説は現在広く受け入れられている。[菊山 栄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

生体膜の関連キーワード構造体価格構造細胞説小胞体CE膜構造化学構造線維細胞細胞外基質培養細胞

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

生体膜の関連情報