逆変換(読み)ぎゃくへんかん(英語表記)inverse transformation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「逆変換」の意味・わかりやすい解説

逆変換
ぎゃくへんかん
inverse transformation

逆写像同義に使うこともあるが,特に一つの集合 A で,A から A-1 への全単射 f についての逆関数を逆変換という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の逆変換の言及

【座標】より

…ここでA=(aij)はaijを要素とするnn列の行列,a=(ai)はn次の列ベクトル(n行1列行列)である。新座標系での記述が旧座標系の場合と同じ機能をもつためには,行列式detAが0でないことが必要十分で,そのときx′がxの一次変換として定まり,(3)の逆変換と呼ばれる。さらに{xi′}に対し第三の座標系{xi″}があって,(3)と同様な一次変換x′=Bx″+bになっているとすれば,{xi}→{xi″}が二つの変換を合成した一次変換xABx″+(Aba)で表されることになる。…

【直流‐交流変換】より

…直流の電力から交流の電力への電力変換。逆変換ともいう。この変換を実現する装置を逆変換装置またはインバーターという。…

【電力変換】より


[電力変換の種類]
 電力変換は変換するまえとあとの電力の形態が交流か直流かによって,例えば交流から直流への変換を交流‐直流変換と呼ぶ。したがって電力変換には,交流‐直流変換(整流,あるいは順変換ということもある),直流‐交流変換(逆変換ともいう),直流‐直流変換,交流‐交流変換の4種類がある。
[電力変換の応用]
 電源電力と負荷の要求する電力の形態が異なる場合に電力変換が必要となる。…

※「逆変換」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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