郷土の飢饉もの(読み)きようどのききんもの

日本歴史地名大系 「郷土の飢饉もの」の解説

郷土の飢饉もの
きようどのききんもの

一冊 阿刀田令造編著 昭和一八年刊

解説 仙台藩内の飢饉資料を集めて解説を付したもの。なかでも四四〇ページ以上に及ぶ天保七―八年の近江日野資料は飢饉そのものばかりではなく、藩側の対応ぶり、経済状況、いわゆる万人講などにも論及。内容は宝暦の飢饉資料として仙台飢饉巻・荒歳録、天明の資料として凶歳記・天明飢饉・凶作石物高直散乱次第、天保の資料として天保荒世記・天保四年凶作之心覚・桃源院過去帳・御救助方万人講・近江日野資料・民間盛衰記など。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android