酸ホスファターゼ染色

内科学 第10版 「酸ホスファターゼ染色」の解説

酸ホスファターゼ染色(特殊染色)

(6)酸ホスファターゼ染色
 血液細胞のライソゾーム中に含まれている酵素である.臨床的意義があるのはヘアリー細胞白血病で,酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ(tartrate-resistant acid phosphatase:TRAP)が特徴的である.ただし日本型症例では陰性のことが多い.TRAPは破骨細胞にも発現する.[通山 薫]
■文献
日本検査血液学会編:スタンダード検査血液学,医歯薬出版,東京,2003.Swerdlow SH, Campo E, et al: WHO Classification of Tumours of Haematopoietic and Lymphoid Tissues, IARC Press, Lyon, 2008.

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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